日本人は無宗教の人が多く、神事や神社仏閣などまったく意識をしていない人でも、厄年では妙に気になったり、毎年新年には初詣に行ったりなど知らず知らずのうちに根付いている人も多いと思います。
特に厄払いは何かトラブルが起きた時など気にしてしまうもの、厄除けは今風の言葉で言うとパワーワードですよね、
そんな厄除け効果は昔から言い伝えられている「法多山の厄除けだんご」、今回、静岡のご当地グルメとして秘密のケンミンショーで取り上げられるのです。
今回は、静岡県袋井市法多山のご当地グルメ「法多山の厄除けだんご」について深堀りしていきたいと思います。
厄の意味もよく分からない外国人観光客などからも人気となっている、古くから愛される法多山の厄除けだんごとはどんなものなのでしょうか。
法多山の厄除けだんごについて 由来などは?
法多山は、尊永寺という寺院があり、遠州三山の1つとされています。
この法多山尊永寺で厄除け観音として知られており、そこで長きにわたり親しまれているのが「法多山の厄除けだんご」とうわけです。
カサになっており、1カサ5串あるので、これだけでも十分なボリュームがあります。
そんな法多山の厄除けだんご、果たしていつごろからあるもので、由来はどのようなものなのでしょうか。
法多山の厄除けだんごは、1854年13代将軍家定の時できたものです。
当時は、毎年正月に幕府の武運長久、天下泰平、五穀成就の祈祷を奉修し祈祷ご符と当地名産品を献上する習わしがあったのですが、法多山に住む武士、石川八左エ門の発案した「観世音名物団子」が登城の際の献上したところ将軍様から喜ばれ、将軍家より「くし団子」と御命名を賜ったのです。
以来150年以上もの間、将軍様のみならず一般参拝客に愛されるようになったのです。
そして今も法多山に参拝に来たほとんどの参拝者が買っていくほど法多山の代名詞となっています。
だんご茶屋の場所は?住所電話番号アクセス
「法多山の厄除けだんご」、法多山に参拝に来た際は厄除けとしても、グルメとしてもぜひ食べたいところですが、どこで頂けるのでしょうか。
法多山では、もともとは、個別の店舗が参拝に行く道沿い周辺に軒をそろえて販売していたのですが、太平洋戦争時には物資の不足によってすべての店舗が閉店してしまいました。
戦後、店舗も復興し、それに伴い組合ができて、「だんご茶屋」が誕生しました。
今では、このだんご茶屋で、法多山の厄除けだんごは販売されています。
法多山の厄除けだんごは、その場で頂けるだけでなくお土産としても販売されています。
しかし、やはりできれば純和風の佇まいで落ち着けること間違いなしのだんご茶屋で法多山境内の景観を眺めながら足休めするのが最高ではないでしょうか。
住所 | 静岡県袋井市豊沢277 |
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交通機関 | 愛野駅より徒歩20分 |
電話番号 | 0538-42-4784 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
だんごの種類
法多山の厄除けだんご、通常は1種類となります。
一皿200円となっている、一皿に2カサありボリュームも十分です。
また、お土産用は、6カサ入り600円と、12カサ入り1,200円のものがあります。
季節限定になりますが、法多山の厄除けだんごが入ったかき氷も販売しているようです。
通常販売に加えて、年に11回だけ限定販売される「お茶だんご」があります。
お茶だんごは、お茶湯日に参拝すれば、日によって違いますが90日から6000日の間お参りしたのと同じだけのご利益があると昔から言われており、このお茶湯日に限定販売されているものです。
「お茶だんご」は、法多山の厄除けだんごにお茶を混ぜて緑色になっているもので、お茶湯日である【2月28日、3月4日、4月18日、5月18日、6月18日、7月10日、8月24日、9月20日、10月19日、11月7日、12月19日】に数量限定で発売されます。
通販お取り寄せは?
厄除けだんごは日もちがしないこともあり、通販お取り寄せはされておりません。
お取り寄せでだんごのおすすめで、以前ズームインサタデーで幸福だんごがご紹介されておりましたので、もしもどうしても通販でという方はこちらもご検討してみてはいかがでしょうか?
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だんごまつりについて
また、毎年11月3日文化の日に開催されているのが「だんごまつり」です。
法多山尊永寺境内で開催される「だんごまつり」、日本全国からさまざまな特徴のあるだんごが集結して、古くからの習慣である街道を行く旅人のひとときの安らぎとなる「癒しの食」として、また神社仏閣への参拝の道すがらの「楽しみの食」としてのだんご魅力を伝えるお祭りとなっています。
まさにおだんごのフードコートのようになっていますので、おだんご好きは参拝とともに行かれてはいかがでしょうか。
最後に
という事で、今回は静岡の法多山の厄除け団子について書かせていただきました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。