旅行業を展開しております(株)ホワイトベアーファミリーと関連会社のWBFホールディングスが6月30日に民事再生法の適用を申請し、開始決定と監督命令を受ける事となりました。
ホワイト・ベアーファミリーはしろくまツアーやジオツアーやハッピーホリデーが知られておりますが、それらの予約などをしていた場合、今回の措置により、どうなってしまうのでしょうか?
キャンセルや払い戻しは可能でしょうか?
という事を調べてみました。
ホワイト・ベアー・ファミリーとは
【TSR速報】(株)ホワイト・ベアーファミリーほか1社 ~「しろくまツアー」で知られる旅行業者、負債は今年最大~ https://t.co/sXGKZQOQCm #しろくまツアー #星野リゾート #民事再生 #東京商工リサーチ pic.twitter.com/oSHUjcUKsJ
— TSR_NEWS (@TSR_NEWS) June 30, 2020
ホワイトベアー・ファミリーは国内旅行の「しろくまツアー」と海外旅行の「ハッピーホリデー」で知られるインターネットメインの旅行会社になります。
創業は1977年で元々は大学のサークルで創業者が企画したスキーバスツアーが発祥となります。
1980年にホワイトベアーとして国内旅行業登録第1071号を取得いたします。そして、翌年1981年に株式会社ホワイト・ベアーファミリーを創業いたしました。
その後「しろくまツアー」「ハッピーホリデー」がメインですが、そのほかにも、ホテル業やレンタカー、さらにはEC事業も展開するなど、昨今のインバウンド需要の元に事業を拡大してきました。
しかし、今回の新型コロナウイルスの入国出国制限や外出自粛要請により、ホテルや旅行のキャンセルが相次ぎさらに新規予約も減少しておりました。
ホワイト・ベアー・ファミリーの負債の金額と民事再生法後の営業は?
ホワイト・ベアー・ファミリーの夫妻は約278億円で、WBFホールディングスが73億円と合計で351億円にとなります。
ホワイト・ベアー・ファミリーは民事再生法の適用が開始されたことで明日からどうなるのでしょうか?
ホワイト・ベアー・ファミリーは株式会社星野リゾートが民事再生法のスポンサーとして支援を表明しております。
という事で、明日からもそのまま営業を継続して行くとのことです。
ネット上の声
旅行会社、ホワイトベアーファミリーが倒産したというニュースを聞いてショック💦
何回かお世話になった事があって、対応が良くて気に入っていたのに😢
でも星野リゾートが支援するらしいのでなんとか再建できますように🙏— yakko (@yakko560) June 30, 2020
WBFホテル倒産したのか… 最近すごい勢いでオープン(買収してのリニューアル)してたもんね… ホワイトベアーファミリーは大丈夫なんですね。昔は札幌行くのにお世話になってたなぁ。ツアー安かったのよね。いまは航空券と宿とそれぞれ自分で取るほうが安いので使ってないけど…
— ざっく (@spiralage) April 27, 2020
代金の払い戻しや予約の変更やキャンセルは?
今回のホワイト・ベアー・ファミリーは星野リゾートがスポンサーになるということで、今まで予約してある旅行はそのまま出発できるとのことです。
また、継続しているとの事で、キャンセルや返金の規定は従来通りとなっております。
国内旅行が20日前からキャンセル料が発生し、海外旅行が30日前からキャンセル料が発生いたします。
スポンサーが付かなかった場合はキャンセル料・旅行代金はどうなっていたか?
今回のホワイト・ベア―・ファミリーは星野リゾートがスポンサーになるという事で、すでに予約して料金を支払っていたものに関してそのまま行くことが出来ますが、倒産の場合はどうなっていたのでしょうか?
まず旅行会社が加盟している「日本旅行業協会」と「全国旅行業協会」による「弁済業務保証金制度」があります。ホワイト・ベアー・ファミリーは「日本旅行業協会」となります。
また国からの弁済制度もあります。こちらは旅行会社の売上高により変わってきます。
例としててるみくらぶの場合は総額が1億2000万円でこれを比例配分する形になります。例えばてるみくらぶの場合はすでに8万人以上が支払い済みだったため、一人当たりの金額はわずかなものになってしまいます。
また、旅行業協会に加盟していない旅行会社は営業保証金を法務局に供託が義務付けられており、そこから弁済されることになります。
最後に
という事で、今回はホワイト・ベアー・ファミリーが倒産で、会社更生法が適用されるという事で、予約した旅行のはどうなるのか?
キャンセルや払い戻しはどうなるのか?
について調べてみました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。